4月4日の「四周年記念オンラインイベント」でパネルディスカッションメンバーとしてご登壇いただいた1級氣質診断士でSDGsアドバイザーの古川位枝先生は、埼玉県川口市で食品ロス削減の活動に関わっていらっしゃいます。
先日のディスカッションでご紹介いただいた内容を改めてシェアしていただきました。
食品ロス削減から広がるSDGs達成目標
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本では全国で2017年度612万トン、東京都民が1年間に食べる量と同じ量の食品が、廃棄されています。日本人が毎日一人当たりお茶碗1杯の食料を捨てていることになります。
これを少しでも減らすために、誰でもすぐに取り組むことができることを、2つご紹介いたします。
1.賞味期限、消費期限の早いものから購入しよう!!
SDGs WIP(Women’s Innovation Project: 氣質診断士協会のSDGs推進メンバー全員が参加しているグループ) のプロジェクトでも推奨している「前どり」です。
「前どり」とは、スーパーなどで、賞味期限、消費期限の早いものから、つまり手前から商品を購入するということです。ついつい期限が長いものを購入しがちですが、陳列棚の手前に置かれている期限の短いものから購入すれば、廃棄も少なくなります。
値引きシールが貼ってあるのは恥ずかしいといういう方もいらっしゃいますが、今日、明日に食べるものであれば、お値段もお得で、SDGsにも貢献できて一石二鳥です。
2.地産地消は、いいとこ尽くし
スーパーなどで買うときは、遠い生産地の物よりも、地元で採れたり加工されたものを買うのも一つです。いわゆる地産地消です。これは、単に食品ロス削減だけでなく、配送するときに発生する排気ガスCO2削減にもなり、地球環境をよくするSDGs目標13の気候変動に具体的な対策をということにも関わってきます。また、地元を活性化することにも役立つと考えられます。
最後にもう一つ興味深い調査結果を見つけましたので、ご紹介いたします。
私と同じ埼玉県川口市在住の国内外でご活躍の食品ロス削減ジャーナリストである井出留美さんが書かれた最新本「食糧危機」コロナを上回る世界最大の問題という本に掲載されているものです。
2020年5月にハウス食品グループ本社が自社会員サイトに登録している6357名を対象に食品ロスに関する調査結果を発表しました。
それによると、家庭内で捨てられいる食材の上位は、
1位 きゅうり
そのあと、豆腐、キャベツ、レタス、納豆、牛乳、もやし、パン、食パン、卵
と続いていました。
野菜は、市販の野菜専用の保存袋に入れると新鮮さが長く保たれます。
パンは冷凍するのも一つです。
納豆、卵は、消費期限が過ぎても食べることができることがあるので、五感を使って昔のように
判断していただくことも良いと思います。
こうして、身近なことから食品ロス削減に、今日から皆さんも取り組んでみませんか?