「日本を幸せ大国に!」を合言葉に教育を変えたいと活動する認定講師の佐野浩一です。

今やビジネス書として、またチームビルディングやコミュニケーションとして、愛読者の多い「孫子の兵法」。古くからナポレオン、武田信玄、東郷平八郎、松下幸之助、ビル・ゲイツ、孫正義などの歴史上から現代の実業家やスポーツ界にも愛読されています。

孫子は、中国戦国時代の春秋時代の武将で、孫武の尊称とされています。書物として残した「孫子の兵法」の思想・哲学は、陰陽五行が原点となっており、勝つためではなく、負けないための兵法とされています。当時の敗北は、死を意味し国の滅亡となります。負けない戦い方。それが、「戦わずして勝つための兵法」ともされています。

(出展元 Wikipedia孫子(書物)より)

これは人生においても言えることだと私は思います。

孫子の兵法(第一始 計編)に、五行に通じる基本的な思想「五事」がでてきます。「道、天、地、将、法」です。

道・・・民の心の上に立つ君主が一体となり生死を共にすることに対し疑いをもたない

天・・・陰陽、気温の寒暖、四季の推移を定める

地・・・距離の遠近、地形の険しさや平坦さ地形が有利か不利か見定める

将・・・智力、誠実さ、思いやり、勇氣、厳格といった将軍の能力

法・・・軍隊の編成、各人の職権、将軍の指揮権に関する規則や定め

孫子は、この「五事」を基礎とした考え方で、国が一体となり、豊かに存続していくことを表していると私は思います。未来に残してくれた人生の思想・成功哲学とも言えます。

孫子の言葉で有名な「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」というのがあります。これは、「敵についても味方についても情勢をしっかり把握していれば、幾度戦っても敗れることはないということ。(故事ことわざ辞典より引用)」です。

日本の歴史でも、「孫子の兵法」を学び、言葉や旗に記しているケースもたくさんあります。例えば、北条家ののぼり旗は五行の五色を掲げています。また武田信玄は、孫子の兵法にでてくる「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」を引用しています。

古の知恵が、歴史をつくっています。そして、これからも古の知恵が未来を救うものとなります。古の知恵と新しい知恵が合わさって形を変えながら。

人生における人間関係も同じことが言えるかと思います。生まれた時から親との関係が始まります。そして、大きくなるにつれ他人と関わりながら人生を過ごしていきます。

相手を知ること、自分を知ること。それによって、見失わない人生を送り、人との関わり合いが喜びに変わっています。現代のいじめ、虐待、不登校という問題も減ってくるものと思います。

自分を知る、そして相手を知る。これができる見える化ツールが「氣質診断」だと、私は確信を持ちました。是非、氣質診断を受け、良さを知り、そして、学び、「日本を幸せ大国に!」を合言葉に、一緒に「氣質」を広めていきましょう!

コラム「いじめ・虐待・不登校の原因をデータから読解き見えてきたこと」

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